社名の由来となっている「蓮香」は、「気品香る蓮の花」から取り、日本文化の国際的な発展性を見込んでローマ表記であるHASKAを充てました。
蓮は、泥より出でて泥に染まらずの言葉通り、過去に囚われず難局を乗り越え必ずこの世に例えようのない美しい花を咲かせることから、浄化の象徴でもあります。
また、損得に囚われず運命を共にした者同士が、極楽浄土でも共に生まれるという一蓮托生の言葉通り、互いに信じあうことの尊さや詞にならない深い慈愛を語る不浄の花とも言えるでしょう。
そんな美しい蓮の花ですが、香りも言い表すことのできない高貴な香りです。
何より、蓮そのものは珍しい花ではありませんが、容姿香りと共にそれが美しいのは人工的に加えられた美しさではなく自然が独自に生み出した美しさであるということ。
そしてそれは、日本がかつて豊かな自然を愛し生活資源として活かすだけでなく、それらの美しさをどのような文明よりも遥かに繊細に感じ取り表現してきた審美性や表現力の豊かさに則り、一つの日本の美の象徴として提案したいという想いも込められています。