「見渡す限り、自然」

「文明が発達すればするほど、人は自然に帰ろうとする」

それが私たちHASKAの業務の起点となっており、建築デザインの根底にあるベースアイディアです。

「AI時代に於いて最も喜ばれる空間アイディアを提供する」会社でありたい。

それがHASKAのアイデンティティにも通じています。

私たちは、生まれた時から

 全てを与えられている。

遠くに幸せを求めなくても、私たちはすでにたくさんの幸せを与えられています。

確かに市場へ行けばたくさんの種類の作物や魚介類に出会えますが、湾へ出て釣竿を投げても時間や手間が要るだけで同様の豊かさを手に入れることが可能です。

森に出て沢に赴けば最高級の天然水にありつけますし、山菜やきのこなど贅沢な食材にも恵まれることに気づきます。

これまでは、モノをたくさん持ち、お金もたくさんあることが幸せだと世間から教わってきましたが、お金があっても幸せはもらえません。

お金を稼ぐことや、モノを持つことと幸せは別次元の問題だからです。

お金がいくらあっても、使い方を知らなければ文字通り猫に小判だからです。

もちろん、お金は多くの選択肢を与え、生活を便利にしてくれ、好きな時に好きなことができるようになるというある一定の範囲での幸福感は与えてくれます。

しかし、あってもなくても幸せな人は元々幸せです。

その違いは、目の前にあるものをどれだけ大事にできているか?ということだけではないでしょうか。

それは仕事をしていても同じです。今与えられている条件下でどれだけ人に最大限の貢献ができるか、最大限喜んでもらえるような選択が取れるかが最も重要な課題であり、それ以外はあまり関係ありません。

だから、私たちが提供するインテリアや建築プランは、「すでにある幸せを最大限引き出す」ことしか考えません。もちろん、機能を追加したり、導入することもありますが、

そこに既にある魅力や隠れた満足感をより引き立てるための施工方法やデザインを納品します。

作られた幸せよりも、すでにある幸せを引き出すほうが、結果からすればお客様にとっても、最も的確で最もハイパフォーマンスな投資になると信じているからです。

「生きていること」

 そのものが価値になる。

 そんな場所を作りたい。

私たち建築家は、モノを売っているわけではありません。強いて言えば場所を売っています。もっといえば、場所の在り方を売っている、ちょっと変わった職業です。

ですから、モノを売る必要はありません。

その代わり、その場所に、私たちが足を運ぶことによって、大変に素敵な場所に変わることを、その場所(土地や建物)も、お客様もかなり望んでいます。

したがって、場所の在り方について私たちの考え方や態度を明示しておくことは、会社にとっても、経営にとっても最も重要なテーマの一つですし、そういった望みに応えることが私たちの職業倫理上の主たる条文其の一です。

私たちが考える”場所の在り方”は、「生きていることそのものが価値になる場所」をつくること。

一つは、特別な動作を要さない、増やさないこと。

二つ目に、居るだけで満たされた気持ちになること。

三つ目に、異様なほどお金をかけなくて済むこと。

一つ目は簡潔であることは建築の基本的な要素ですし、二つ目は建築素材や導線設計においてわかりやすそうですが、三つめは少々業界イメージからすると不思議に思われるかもしれません。

しかしたとえば現在の東京の都心部のように、休むのにいちいち何千円も払わないと息つくことさえも許されない環境は、些か私たちの価値観には沿いません。

公共財という考え方があれば、もしかしたら今頃東京には公園がたくさんあり、或いは緑地も100mごとに散在しており、朝お弁当をつくるのが楽しみな街になっていたはずです。

新宿御苑や北の丸公園、井の頭というように、局所的に集約するのではなく、きっと文京区の東京藝大エリアのような宛もなく歩いても休み休み移動できるような景観が広がっていたかもしれません(本郷なども含め、文京区は比較的私たちの建築理念上の価値観に沿うかもしれません)。

あるいは、雨の日も適当なサードプレイスに入り、適当な小説を読んで過ごせるような、セミパブリックやフランクロイドライトのような有機的な考え方を現代に承継しつつも、ゆるやかに人の成長や変化に合わせた場づくり・空間づくりが必要とされます。

確かにニューヨークも一見セントラルパークだけのように見えますが、実は公園や広場が散在しており、その様相は欧州のパブリックデザインと近い概念が見え隠れしています。

(なおかつNYC自体は歩いてみるとあまり広くない)

HASKAの建築として最も重要な姿勢は、資本の無尽蔵の要求に人が応えるのではなく、人の要求に資本が応えるような、人や生き物にやさしい建築の在り方を提唱しつづけるということ。

資本にとって大事なのではなく、その人が、その人にとって大事な場所が、1つ、また1つと思い入れが増えていく、「生き方」とリンクした場づくりこそ、私たちの仕事であると信じています。

「自然と共に生きる」建築

日本独自の空間づくりで

その場を自然美で満たして行く。

京都の建築理論から、暮らしの「豊かさ」を再定義。

日本建築には「自然の彩」が詰まっている、

と私たちは考えます。

例えば、京都の町家建築には、私たちが自然の中で暮らしている、自然あっての自分たちであることを思い出させてくれる仕組みや工夫が随所に施されています。

気密性は低く保ち、年中新鮮な空気を取り入れることや、共有の中庭に山居を思い起こさせるような空間美術が腰を据えています。

経済効率を重視するあまり、生活の彩や豊かさを犠牲にしてしまうことなく、いかに現代社会の利便性を確保しながら、自然との共生<ともいき>を、ダブルスタンダードとならずに成立させていくか。

人と自然の共存共栄の中に、人間の社会の「豊かさ」を見つめ、そこに新たな価値を見出していく。

私たちHASKAにとっての建築=空間づくりとは、自然の温もりや優しさを感じながら緩やかに暮らしていける場づくりに等しいのです。